2009年5月アーカイブ

ハロー台北 その2

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信号機は、大阪式。
デジタルで秒数が表示される。
大阪のは青になるまでの時間が出るけど、こっちのはあと何秒で赤になるかが出る。
でもせっかちな大阪人と比べれば、こちらの人は穏やかな印象。
地下鉄の駅のホームでも人がなんだかのんびりしていて、殺気立ったりしていない。

道を横断するのでも、歩道橋を使ってゆっくり渡っている人が結構いる。



地下鉄で DS やってる女の子が麻雀ゲームしてた。
飛行機で横に座ったビジネス・マンもおもむろに iPhone を取り出すと麻雀ゲーム。
テレビではセクシー・タレント風の四人が雀卓を囲んでいる。



西門にも行ってみたが、若者の流行を追うようなこういう街はどこに行っても似ている。
日本なら原宿渋谷、韓国のソウルの明洞とか。

人気のあまりない映画街を抜けて川に出る
誰も散歩なんてしていない。
川沿いの道をバイクがびゅんびゅん。



宿に帰ると適当に付けたテレビで映画がやっていた。
画面の作りが繊細でひきこまれる。
中国語の字幕が付いているのでかろうじて筋は追える。
(日本人は中国語がしゃべれなくても普段漢字を使っているので、文字なら意味が少しわかるのだ)
というか筋自体は典型的なメロドラマでわかりやすい。

「長假」
(日本のドラマ「ロング・バケーション」の中国語圏での名前と同じだがあれではない)

台北の下町、主人公は女、怠けものの屋台引きの夫は屋台をほったらかして近くの公園でばくちばっかりやってる。小学生の息子がひとり。彼女は働きづめに働きながら家事もこなして家族の世話をやく元気でやさしいがんばるお母さんなのだが、実はガンで余命いくばくもない。そのことを家族に内緒にしながら、残された数ヶ月を噛み締めるように過ごす、という話。

normal_1211774372.jpg

映画らしい映画。台北の曇った空、空気感がフィルムに映りこんでいる。
役者も最近の日本の映画やテレビ・ドラマみたいな演技じゃなくて、リアリティーがある。
描写にひきこまれてくいいるように見ていたら、あっけなく終わる。

帰国してから検索してみたら映画じゃなくて、ドラマだと知ってびっくり。
そして鄭芬芬という若手の女性監督が撮ったと知ってさらにびっくり。
しっかりとした構成でそんな若い女性監督が撮ったなんて思わなかったというのは偏見。

テレビ局のサイト
長假-公視人生劇展-新浪部落

日本語の記事
人生劇展 母親系列

「公視が製作し放送している「人生劇展」は長寿番組だが、
総じて視聴率は低いものの高品質であるという印象がある。
今年の母親シリーズにおける俳優の表現やストーリーは
これまでに比べて更に人を引き付ける力が強い。
6/1の澎恰恰、萬芳主演の「長假」の視聴率は1%に迫り、
ネットではここ10年の人生劇展で最も"泣ける"作品だと
称された。」

実は台湾映画、一時期あんなに日本ではやっていたのに(侯孝賢とか)ちゃんと見たことがない。
旅行前もあまり予備知識を持つのはまずいかと思って見ないようにしたのだが、これから見てみようかな。


inverselive インタビュー@台北

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inverselive

inverselive にメールでインタビューを申し込んだとき、 写真だけ見た人からはよく女の子だと思われるけど僕男なんだがそれでもいいかと尋ねられた。確かにてっきり女の人だと思ってた。そういう繊細な写真。



inverselive:
Flickr
Nan-Ni-Mo-Na-I

台北のショッピング街にある真新しいビルのなかの4フロアすべてをしめる
大きな書店、信義書店の中のカフェで待ち合わせ。
日本のジュンク堂に雰囲気が似ている。

現れたのは、ちょっと気後れのするぐらいのかっこいい若者ふたり
背の高いにこにこしたた若い男の子 inverselive と
通訳として来てくれた彼のモデルの Jasmine。
ふたりとも背が高い



インタビューは英語で。そしてときどき筆談。
「アジア人」ふたりでなんで英語でしゃべらないといけないのかってはおいておいて早速インタビュー。
()内インタビュアー記す


何年生まれ?

88年生まれ


物心ついた時にはインターネットが既にあった世代だね?

そうそう



台北出身ですか

台湾中部の出身です


郊外?

郊外というよりはほんと田舎
大学で台北に出てきました


台北は雨が多いよね

地元はここほどあまり雨がふらない
でも台北の雨も雰囲気があって嫌いじゃないよ


一人暮らし?

そう


学生ですか?

大学生
工業デザイン専攻
課題が多くて大変(美大生どこでも一緒みたいね)


卒業したら?

卒業したらデザイナーか写真家になりたい


Flickr はいつから始めたの?

Flickr は去年の5月から始めた
そろそろ一年


Flickr を始めたきっかけは?

学校で、はやってた。
退屈だったし興味があった。


Flickr は台湾ではポピュラーなサイトなの?

Flickr はあんまり台湾では有名ではない
ただ美術大学でははやってた


携帯写真サイトとか台湾にはあるの?

日本みたいな携帯写真サイトとかは台湾ではあんまりない


Wretch の写真はときどき日本のネットで流れるけどこっちは有名?

Wretch? ああ「無名」(漢字でこうかくのか)は Flickr より使ってる人多いと思う


好きな音楽は?

古い映画のサウンド・トラックを良く聞く


好きなミュージシャン三人上げてください

久石譲
"Ennio Morricone"
張懸


好きなデザイナーは?

Marc Newson
Jasper Morisen
"Rose Lovegrove"


好きな写真家は?

蜷川実花
森山大道
(日本の写真家の情報はリアル・タイムのようです)


台湾の写真家で好きなのはいない?

台湾人の写真家で特に好きなのはいない


写真を始めた理由は? 写真が好き?

特に理由はないけどなんか好き
というか言葉で説明する必要がないのが写真のいいところかなと思う





日本に行ったことある?

3回行ったことがある
のべで一週間ぐらい
東京はエネルギーが感じられておもしろい
原宿とか秋葉原とか新宿とか
裏原宿が一番好き
(確かにあの辺歩いててもすんなり溶け込んでそうだなー)


それ以外の外国は?

すごく小さいときに US に行ったことがあるけど覚えてないよ


海外とかで働きたいと思ったりする?

海外でも働いてみたい
東京とかヨーロッパとか


Flickr にあがってるのはポートレートが中心だけどポートレートを撮る理由は?

他にも実はいろいろ撮ってるけどポートレイトしか Flickr には上げてない
ポートレイトはなんとなくうまく撮れてる気がするから
でもほんとのところの理由はわからない
あまり文字にして考えて撮らない


写真を撮り始めたのはいつ頃から?

1年前ぐらいから
(Flickr 始めたのと同じ頃だね)


モデルは友達?

友人を撮ることが多いけど
街でかっこいい人がいれば撮ることもある
怒られたらやめるけど出来るだけ説明する
あなたはとても美しいので撮りたいという風に


フィルムで撮ってるよね?

フィルム・カメラが好きなのと
いいデジカメは高いから


Polaroid フィルムは台湾ではまだ手に入る?

インターネットで買える
(使ってるフィルムを見てみたらフジみたいです)


Mamiya の RB67 重くない?

重いけどいいカメラだし安い
あと Nikon FM2も使ってる(日本だと写真学校の生徒が良く使ってるカメラ)
重いけどどちらもバックパックにいれていっつも持ち歩いてるよ


(そうこうしているうちに撮影を始める
横顔を Flickr で見たアングルで撮ったり)




いつもこんなかんじでぱちぱち撮るの?(モデルさんに)

そうそういつも


ここからは雑談

(東アジアとしてまとめるときにタイポグラフィーは
どうすればいいのかということを考えている。
繁体字、簡体字、ひらがな、ハングルが混ざったデザインって
難しそうだ。繁体字、簡体字、ひらがなについて印象を尋ねてみた)

繁体字、簡体字、ひらがなについての印象は?

簡体字より繁体字のほうが美しい気がする
日本の雑誌はあちこちで売ってるし慣れているので
日本語(ひらがな)がまざっていてもデザインとして違和感はない


日本で台湾というと金城武だけど彼の日本語は微妙で日本では一度ドラマをやったきりなんだが彼の台湾語はどう?

台湾語はほとんど完璧、でもやっぱり少しネイティブじゃないって分かるけど
(難しいね)


侯孝賢は有名?

とても有名。撮影したところが観光地になっていてひなびたいい街

ハロー台北 その1

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IMG_0218

台北に着いた晩は湿った雨が降ってた。
4月初旬、日本と気温はあまり変わらない。
春の生暖かさ。
細かい雨が降ってる。

台北は台湾の中でも特に一年を通して雨や曇りの日が多いらしい。
島を南に行くとからっと晴れて夕方になるとスコールが降るような
熱帯の気候らしいのだが、台北ではいつも空がぼんやりと曇ってる。



Tumblr にときどき流れてくる Wretch の写真の印象から勝手に
無機質な都会、日本の中規模ぐらいの都市をイメージしてたのだが
大きな熱帯風の木(ガジュマル?)があちこちに植えてあって思ってたより街が南っぽい。

原チャリのでかいやつがあちこちをばんばん走っている。
日本の原付と違って二人乗りでも OK。
排気ガスがひどいのかカラーや柄物のマスクをしてる人がいる。



ビルはかなり年季が入って古びているのが多い。
歩道に向かってひさしがでていて、そのひさしの下を歩いて行けばほとんど雨に濡れないでどこでもいける。
ビルの裏通りの一階部分の住宅の玄関の扉はどこも大型の冷蔵庫の扉みたいに鉄のギラギラだ。



観光夜市だけでなく裏通りに夕方からあちこちで市が立つ
食料品や道用品が売られて活気がある。もちろん屋台もある。
店先や路上で犬が寝そべっていたりするのだが、悠々とごろごろしている。
誰も邪険に追っぱらったりしないのだろう。



店や屋台では表にテーブルが出してあって、外で食べるとそれだけで気分が良い。

Flickr photographers interview 東アジア編

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一年間 Flickr でみつけた魅力的な写真を撮る写真家 をピックアップするブログやってみたら

Nan-Ni-Mo-Na-I

ぼちぼちものたりなくなってきた。

いろいろな写真家のことを知ることをできたのは
ネットのおかげ、Flickr のおかげ(そして実は Tumblr のおかげ)
なんだけど、ネットにはもちろん限界がある。
写真撮っている人の国に行ってみて
直接インタビューしてこようと思う。

まずは東アジアから。

インターネットの普及で世界は随分風通しが良くなって
どこでも似たようなモダンな文化の中にいるような感じになってきた。
同じバンド、同じニュース、同じアート、同じカメラ etc
エキゾティズムじゃないインサイダーからみた
等身大の東アジアってどんなもんなのか。
外から見ると同じに見えるのかも知れないけど、
近づくといろいろと違うはず。

初回は台北、
inverselive  インタビュー

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